今回は、まだ日本ではマイナーですが、ヨーロッパ、東南アジアで知名度が高く人気である海外FX業者「HotForex」のスプレッドについて説明していきたいと思います。
まず、ヨーロッパ、東南アジアで人気の「HotForex」ですが、どのような会社、サービス内容であるのか、そして口座タイプ、特徴についてご紹介いたします。
HotForexのサービスと会社概要
2010年からサービスを開始した海外FX業者となります。
全世界で250万以上の口座数が開設されており、27か国以上に対応しており、もちろん日本語でのサポートも充実しているため、初心者トレーダーも開設しやすいと言えます。
また、HotForexで取引できる商品は通貨FX、金属、エネルギー、インデックス、株式、コモディティ、債券、DMA株式、ETFのすべてで1200以上もあり取引の幅が大きく広がることが見込めます。
同社 は、World FinanceTop100 Global Companyを受賞しており、これは金融業界で世界中からその年に活躍したTOP100社が選抜されるもので、IBMやApple、Google、など名だたるグローバル企業に加え、国内だと「みずほ銀行」、「野村證券」と肩を並べて2013年に受賞しています。
その他賞を55個以上も受賞しており、金融ライセンスはCySEC、FSA、などを持っています。
そしてHotForexでは顧客資金と経営資金はユーロ圏の大手銀行にて分別管理されています。
そのうえ、プロサッカーチームであるパリサンジェルマンを始めとしたプロスポーツチームにスポンサーとして関わっており、総合的に見て、海外FX業者の中ではトップレベルで安心して取引ができる会社だと言えます。
口座のタイプと特徴
HotForexでは基本的にマイクロ口座、PREMIUM口座、ゼロスプレッド口座、HFコピー口座PAMM口座、Auto口座の6種類の口座があります。
しかし、今回ここでは皆さんが使う確率が高いであろうマイクロ口座、PREMIUM口座、ゼロスプレッド口座の3種類について紹介していきたいと思います。
・マイクロ口座:最低取引量は、0.01lot(1000通貨)で最大レバレッジ1000倍、強制ロスカット水準は10%。
最大取引量が5lot(50万通貨)まで。
最低入金額5ドル~で、海外FX業者を初めて使う方や試しに使ってみようと思っている方にはぴったりの口座です。
・PREMIUM口座:HotForexのスタンダード口座でPREMIUMという名でありながら、メインとなる口座となっています。
最大レバレッジは400倍、強制ロスカット水準は20%で最低取引量は0.01lot(1000通貨)、そしてマイクロ口座と同じくらいスプレッドが低いです。
最低入金額500ドルでマイクロ口座を使っていて、慣れてきた方など中級者~向けの口座となっています。
・ゼロスプレッド口座:こちらはすべての口座の中で、スプレッドがとにかく低いところが特徴になっています。
最大レバレッジは500倍、強制ロスカット水準は20%で最低取引量は0.01lot(1000通貨)で特に、スキャルピングや取引量の多いトレーダー、自動売買ツールを使う方に向いている口座と言えます。
しかし、ほかの口座と違って取引ごとに手数料がかかるというデメリットもありますが、それを踏まえたうえでも圧倒的に手数料は安いと言えます。
それでは次に本題であるスプレッドについて説明していきます。
スプレッドとは
スプレッド(spread)とは、直訳すると「広がり」といった意味があり、FXでは売値と買値の価格差を指します。
FXでは常に、通貨を売るときの値段「売値」と通貨を買う時の値段「買値」の2つの為替レートが提供されています。
この売値と買値の価格差がFXにおける取引コストとなり、為替手数料とも呼ばれます。
FX会社の多くは取引手数料が無料ですが、基本的な取引手数料とはほかに、スプレッドが実質的な取引コストとなります。
つまりスプレッドの大小は取引の損益に大きく影響してきます。
基本的にはFX業者の取引コストが高い、安いといった比較は「スプレッドが広い」「スプレッドが狭い」という形で表現されることが多いです。
つまり簡単に言うと、「スプレッドが広い」業者は取引コストが高く、「スプレッドが狭い」業者は取引コストが安いといった意味になります。
海外FX業者ではスプレッドは変動スプレッドであることが多いため取引する商品においてしっかりと確認しておきましょう。
スプレッドについて分かっていただけたところで、HotForexのスプレッドについて説明していこうと思います。
HotForexのスプレッド
HotForexでのスプレッドは変動スプレッド制を採用しています。
この変動スプレッドのメリットは、平常時については固定スプレッド制よりも狭いスプレッドで提供することができ、平均的なコストを安く抑えることが可能で、重要な経済指標発表前後の取引において制限を設けていないため、いつでも取引がしやすいというメリットもあります。
それでは皆さんが、取引する確率が高いであろう通貨、金属、インデックス商品をピックアップして紹介していきます。
ここで紹介する値はすべて、平均的な値になります。
・USD/JPY(米ドル/日本円)
マイクロ口座/PREMIUM口座:1.7pips
ゼロスプレッド口座:0.2pips
・GBP/JPY(英ポンド/日本円)
マイクロ口座/PREMIUM口座:2.9pips
ゼロスプレッド口座:0.9pips
・EURJPY(ユーロ/日本円)
マイクロ口座/PREMIUM口座:1.9pips
ゼロスプレッド口座:1.0pips
・EURGBP(ユーロ/英ポンド)
マイクロ口座/PREMIUM口座:1.5pips
ゼロスプレッド口座:0.2pips
・GBPUSD(英ポンド/米ドル)
マイクロ口座/PREMIUM口座:1.7pips
ゼロスプレッド口座:0.3pips
・EURUSD(ユーロ/米ドル)
マイクロ口座/PREMIUM口座:1.3pips
ゼロスプレッド口座:0.1pips
金属においては、
・XAUUSD(GOLD)
マイクロ口座/PREMIUM口座:2.5pips
ゼロスプレッド口座:1.3pips
・XAGUSD(SILVER)
マイクロ口座/PREMIUM口座:0.3ppips
ゼロスプレッド口座:0.3pips
インデックス商品については
・JPN225(Japan 225)
マイクロ口座/PREMIUM口座:9.3pips
ゼロスプレッド口座:9.3pips
・USA500.S(US SPX500)
マイクロ口座/PREMIUM口座:4.3pips
ゼロスプレッド口座:4.3pips
・USA30(US Wall Street 30)
マイクロ口座/PREMIUM口座:3.6pips
ゼロスプレッド口座:3.6pips
その他の通貨以外の商品はどの口座でも商品毎にスプレッドは同じになっていますので取引する際はご自分で調べてみてください!
まとめ
・XMでは固定スプレッド制ではなく変動スプレッド制を採用
・主要通貨のスプレッドはマイクロ口座/PREMIUM口座:1.3pips~2.9pips、ゼロスプレッド口座:0.1~1.0pips
・金属においてはマイクロ口座/PREMIUM口座:0.3pips~2.5pips、ゼロスプレッド口座:0.3~1.3pips
・インデックス商品においてはどの口座種類でもスプレッドは同じで、3.6~9.3pips
HotForexでは変動スプレッド制を採用しているため、常にここで紹介した値であるとは言えません。
そして、大きな価格変動があった際、スプレッドも大きく変動することが多いため注意することが必要です。
しかし、通常時では低スプレッドで取引できるため利益を出しやすく心強いと言えるため重要な経済指標発表前後での取引に気を付けさえすれば、スプレッドで負けてしまうということも大きく減らすことができますのでしっかりと取引時間は見極めましょう。